平成生まれが平成の終わりに色々考える

近代史を振り返るとかじゃなくて、漠然と思った事など。

「被災者」の立場になって~平成30年北海道胆振東部地震~(1506文字)

 ライター気取りみたいなタイトルだな。Yahoo!かHUFFPOST当たりが300円くらいで買い取って記事にしてくれないかな、むしろ。

 

 平成の終わりに来たねぇ大きいのが。2003年の十勝沖地震以来の15年ぶりにデカいのが。しかも北海道全域が停電になる前代未聞なのが。自分の住んでいる所は札幌市東区なので震度6弱でした。近所の大きい道は3㎞程陥没したりもしました。とは言っても自分の家は電気と水道が止まっただけで、ガスは使えるから料理には困らないし、水も近所の公園から調達出来た上に午前中に水道、14時半には電気が復旧できたので、あまり「被災者」感はなかったです。だけども10時を超えた段階で電気が復旧しなかった時はさすがに焦り、乾電池を求めて近所のコンビニやホームセンターを自転車で巡ったが、どこも単4か9Vの四角い奴しか売れ残っておらず断念。仕方なしにワインか何かが割れて酒臭いセイコーマートで食料として冷凍の茹でうどんと紙皿とモンダミンを買って帰りました。何故停電で冷凍庫が使えないのにそんなもんを買ったのかのか?バカなりに知恵を使いました。大抵の人はカップ麺を買っていたが、カップ麺を家族4人分作るのに必要な水の量よりもも、既に茹でてある冷凍うどんを4人分温めてざるうどんで食べた方が少ない水の量で済むんじゃないかと考えた結果、冷凍うどんを買いました。結局水の事を心配する前に水道は復旧したし、母親が仕方なしに買ってきた激辛ペヤングをお昼に食べ、晩御飯に豚肉と長ネギをいれた温かいうどんを食べたので、バカ知恵が正しかったどうかは解らないです。

 

 今回大きな地震と大停電に遭って感じた事をいくつかと。

  • 冷蔵庫に入ってて腐っちゃ困るものは、冷凍庫に移しておけば何とかなっ た。機能停止していいるとはいえ、豚肉が6時間程入れてただけど半分くらいは凍っていた。冷蔵庫に入ってた飲み物の結構冷えたままだった。
  • ライトや携帯ラジオを手元にあっても電池がない事もあるので、電池は常日頃から単三・単一はストックしておかなきゃいけないと思った。スマホ・携帯用のモバイルバッテリーも必要だな。
  • 今回たまたまガスが動いたから湯を沸かすとかの、食べ物の調理に困らなかったがガスも止まってたらお手上げだった。カセットコンロとかも用意しておく必要もあるな。
  • これで冬だったら寒さは厚着でどうにかなるけど、水を公園から確保出来なくなるから、雪を溶かして水を確保できるようにろ過の知識と装置も必要だ。
  • コンビニとか有名店だと人が並んでいるだろうから、個人商店系の電気屋でなら電池が帰るんじゃないかと自転車で近所を東奔西走したが、個人商店なんてこのご時世どこにも見つからない。穴場でおもちゃ屋なら電池も売ってるだろうと思ってが、こちらのどこにも見つからない。イオンやセブンイレブンやローソンを怨むつもりはないが、常に商品の充填がが出来ることを前提にした小ストック多商品の便利さと引き換えに、専門性の高い個人商店が並ぶ商店街を消し去ったツケがここに現れたかと思った。
  • 3時8分の地震で叩き起こされて、直後の大停電だったので札幌市内とはいえ、大変綺麗な星空と流れ星を見る事が出来た。呑気なもんだ。

 

 散々、新潟・東北・熊本の震災や北九州・西日本の大雨水害を見ておきながあ、どこか災害って自分と無関係でまるでフィクションのような事だと思っていた。でもあっけなく「被災者」って立場なるもんなんだな痛感させられた半日でした。備えあれば憂いなしとはよく言ったもんだ。

 

 まだまだ小さな余震と、たまに大きな余震があるけどとりあえず1週間は注意しながら生活しないとだめだな。(1506文字)