平成生まれが平成の終わりに色々考える

近代史を振り返るとかじゃなくて、漠然と思った事など。

自殺してもいいんだけどさ…、でもちょっと待ってくれ。(2220文字)

 世間では平成・令和を股に掛けた10連休で大賑わいですが、Yahoo!ニュースにGW明けの子供の自殺に注意なんて記事が上がってくるもんだから「何だかなぁ」って感じだ。

 自分が中学高校の頃はいじめきっかけで自殺する人が多かったり一時的な社会問題になってたりもした。あれから10年以上たったが、いまだにいじめって減らないし自殺してしまう人もいる。「学校や先生は一体何をやってるんだ!!」と世間は学校サイドを責め立てるけど、一から百まで先生も面倒見れないし、大体い先生に見つかるようないじめなんてしない。学校内では守ってくれるかもしれないけど、学校から一歩外出たらどうしようもない。もう対策のしようがない問題なんだろうなぁ。

 しかも今はクラスになじめないとかでもストレスで不登校になったりして自分を追い詰めてしまうらしい。自分はある時からクラスや世の中になじむ事を諦めたので「え?何でクラスで友達が出来ない事をそんなに悩むの?」って感じになってしまったが、やはり人によっては重い問題らしい。きっと自分が中高生の時よりもLINEで四六時中学校の誰かと繋がっている環境で、自分だけが所属していないグループで悪口を言われてたり、卒業して別の学校に行ったいじめっこがいつの間にか自分の学校のクラスメイトが仲良くなってて、その人伝に自分過去話をされたりと一度付いた悪評は一生付いて回るんだろうな。改めて今学生じゃなくてよかったなと。

 

 んで自殺について。自分自身タイトルの通り自殺ってしてもいいと思うんだ。よく自殺しそうな人に「君が死んだらみんな悲しむよ」と親や友達の存在をチラつかせて説得しようとする人がいる。でもこの引き留め方って、結局その人の側に一切寄り添っていない。その人の事が心配なんじゃなくて死んだ後の周りの心配しかしていないもん。自殺しようとする人だってバカじゃないから、そりゃ親兄弟が悲しむことは解ってる。だけどもそれを超えて自分が苦しくて「もう死ぬしかねぇな」って状態になってる気に「周りの人の事を考えろ」ってあんまりにも酷な話なんじゃないかと。

 

 だから今自殺を考えてい人は自分の人生なんだから周りの人の気持ちも考えず、世の中の迷惑も考えず胸を張って死んでほしい。

 

 とはいえ、でもちょっと待ってくれ。今ドン底の状態で死んでもきっと「つまんねぇ奴が1人死んだ」って事にしかならないぞ。世の中に何にも残せないまま死んじゃうぞ。

 

 自分も何もやりたい事が見つからないまま大学卒業して、ニートとして自室の玉座に鎮座し続けたけれど、3年目の春に「今年でニート3年生だし、進路も決めようか」と決意もしたが、2年動かなかった奴がものの数カ月で玉座から尻が離れるわけがなく、あっけなく夏が過ぎ「かわまん、春になったら人生の卒業式しよう!」って思った。だけど「う~ん、このまま死んでもつまんない奴が一人死んだって事にしかならんしなぁ」と踏みとどまり、親に頼んで工業系の専門学校に行くことに。

 あと小学校の時のクラスメイトの女子Yさんが高校1年生の時に自殺をして、もう1人高校1年生の時のクラスメイトのM君が大学4年生の時に自殺しているので、彼ら彼女らの事を考えたら「2人共もっと生きたかったはずなのに、自分はそんな適当な理由であっけなく死んだらだめでしょ」と。だって申し訳ないじゃん?

 ちなみに入学した専門学校で同じクラスのO君はその年の7月7日(多分)に自室で首を吊って自殺しました。最後に登校した5日に実習中にこっぴどく怒られ、その時は「お前今凄い火花出てたぞ!」って話しかけた時は彼も笑いながら「やばかったっすわ~」みたいに笑ってたのに、帰り際にすれ違った時にこの世の終わりみたいな顔をしていたのが今でも思い出す。その時「また明日な」みたに声をかけた気がするが、何であの時「顔色悪いけど大丈夫か?」ってもう一言声かけてあげなかったのかなぁと、今でも頭の中がもやもやする。7日の昼に先生から自殺しましたって話をされた時は「何か一言声かけてれば…」と同時に「なんてつまんない死に方を…」って思った。悲しすぎて午後からの実習も上の空で涙が止まらなかった。ただただ窓の外を見ながら「人って死んでも空って清々しいくらい青いな」って思った。

 

 思い出話が少し長くなったね。自殺したい人は周りことを考えず自分の人生だから自由に死んでくれ。でも気持ちが一番落ちてる時に死んでも「つまんない人」でしかないよ?どうせ死ぬんだったら最後に「伝説」作って死にませんか?犯罪以外なら何でもいいです。人生の最後の大勝負をしてみてください。歴史に名を残しといてください。もしかするとその時は死ぬことなんてどうでもよくなってるかもしれません。それでもなお死にたいかもしれません。それでも構わんよ。絶頂期で死んだらそれはそれで「あいつ凄い奴だったな」と永遠に語り継げるので。

 自分は何だかんだあって、卒業後は専門学校で勧められた企業に就職してキツイけどなんとかやってる。気持ちはまだ「永世名誉ニート」だけど、やっぱりこの会社に何か傷跡くらいつけてやりたいと思う。いい意味でも、悪い意味でも。

 

 とにかくドン底期になし崩しに死のうとしないで、絶頂期で最高の死場を見つけて死んでください。それがきっと短くてクソみたいだけど「最高の人生」だったと言えると思うので。最高の死に向けてがんばって生きて!(2220文字)